中国産冷凍餃子から有機リン系農薬「メタミドホス」が検出される事件が発生しております。これを受け、弊社の中国産玄そばの残留農薬等(メタミドホスを含む)の管理体制について、改めて下記にご報告申し上げます。何卒、宜しくお願い申し上げます。
記
1.中国国内及び日本検疫所における検査体制
メタミドホス(有機リン系農薬)、アフラトキシン(カビ毒)の2項目については、中国国内での定期的な検査、及び日本国内の監督機関である厚生労働省輸入検疫所による全量検査(全貨物について検査)が実施されております。また、同通関時に輸入検疫所において、全貨物の50%についてモニタリング検査(残留農薬の抜き打ち検査)が実施されており、安全基準を満たした貨物のみが日本国内に輸入されております。
2.そば輸入商社会における検査体制
そば輸入商社会には、中国産玄そばの新穀収穫時に、各輸入商社が産地各地より採取した検査サンプルの残留農薬検査(メタミドホスを含む)を義務付けております。今日まで基準を超える農薬が検出された事はございません。
3.弊社自主検査体制及び産地管理
弊社では自主検査として、年3回のポジティブリスト制度に基づく残留農薬分析を実施しております。検査内容は、残留農薬(626項目、メタミドホスを含む)及びカビ毒2項目、重金属等5項目です。今日まで基準を超える農薬が検出された事はございません。また、産地管理の一環として、輸入商社会及び中国輸出業者を通じ、各生産者に対し農薬使用禁止の指導や、産地に出向き安全確認を行い、さらに「農薬不使用証明書」を入手し、管理を行っております。
以上より、弊社にて使用しております中国産そばについては、十分な安全性が担保されております。これらの安全確認を十分行った上で、全て弊社の国内工場において製粉を行っておりますので、安心してご使用賜わりたくお願い申し上げます。
また、弊社は、今回の中国産冷凍餃子の加工元である「天洋食品」とは、一切取引がない事、及び「天洋食品」のある中国河北省からは原料の入手を一切行っていない事を併せてご報告申し上げます。
以上