三たて(さんたて)
美味しい蕎麦(そば)の条件として「挽きたて、打ちたて、ゆでたて」があるとされており、これらを蕎麦の三たてと言います。
「挽きたて」は製粉したてのこと、「打ちたて」はそばを製麺したてのこと、「ゆでたて」はそばをゆでた直後のことです。
元々は田舎で自家製のそばを打ち、食べる習慣の中から生まれた言葉で、そばを振舞うときに挽きたて、打ちたて、ゆでたてが美味しいといわれてきたのが語源です。
現在では、「打ちたて」は打った直後ではなく30分~1時間程度おいた方が、「ゆでたて」はしっかりと水を切ってからの方がそばとしては美味しいなど必ずしも三たてがよいというわけではないことがわかっています。
また、「穫りたて」を入れて四たてと称している地域も見られます。
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