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用語辞典

七味唐辛子(しちみとうがらし)

七味唐辛子(しちみとうがらし)はそばやうどん、鍋もの、汁もの、漬物などにひろく使われる薬味で、香りや味をひきたて、食欲を増進する効果があるとされています。関西では「七味唐辛子」、関東では「七色唐辛子」と呼ばれますが、一般には七味唐辛子で通用します。
赤唐辛子、山椒、胡麻、紫蘇、陳皮、麻(おのみ)、芥子、青海苔、生姜、菜種などから七種(七味)が組み合わされることに由来しています。
七味唐辛子の御三家(江戸時代から続く老舗)は、
東京(やげん堀)
唐辛子(一味)・山椒・麻の実・黒ごま・陳皮(ミカンの皮)・焼唐辛子・けしの実
京都(七味家本舗)
唐辛子(一味)・山椒・麻の実・ごま・白ごま・青しそ・青のり
長野(八幡屋礒五郎)
唐辛子(一味)・山椒・麻の実・黒ごま・陳皮(ミカンの皮)・青しそ・しょうが
です。
味の傾向としては、関西方面は香り重視、関東方面は辛味重視であるとされています。

■関連項目
そば辞典(12. そばの薬味といえばこれ)

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