2013/10/29
【スタッフlog】
ニッコクグラフ第17号 〜観賞用そばの花・高嶺ルビーの話〜
10月初旬。
日穀写真部にて長野県の南部、上伊那郡箕輪町の信州伊那高原・赤そばの里と同郡中川村の赤そば花祭りを取材して参りました。
当日は生憎の天候でしたが、初めて見る品種『高嶺ルビー』のそば祭りと、赤そばも食べられるとの事で、花より団子の例えもありますように朝食も食べずに出掛けた日穀写真部2名であります。
まず初めに高嶺ルビーとは?
これについてご説明始めさせて頂きます。
1970年代後半から某民間企業と地元大学とで共同開発した、珍しい赤花のソバの品種のことです。
原産地である標高4,000m近いヒマラヤ山脈の麓は土地がやせ細り、とても作物が育ちそうな環境ではないにも関わらず、美しい赤そばの花が咲く、そば畑が広がっていたと言われています。
日本でも栽培できる品種にしようと考え、ヒマラヤから持ち帰ったその種は日本では赤い花を咲かせませんでした。
何年にも渡る研究の末、日本の風土に合う、赤い花のソバ品種 『高嶺ルビー』が誕生したとのこと。
まずは箕輪町(赤そばの里)より。
見てくださいこの美しさ!この世のものとは思えない感動的な1枚ですね、素材が良いのはもちろんですが写真の出来にも自画自賛したくなる一枚です。
日穀写真部紅一点のT副部長。本日は非常に冷えこんだ一日でした。
続きまして、中川村(赤そば花まつり)です。
箕輪町を後にして、中川村に移動して参りました。
こちらも本当に見事な赤そばの花が咲いております。
こちらは飯田線と赤そば畑。
都会とは違い、運行間隔が長く、なかなかシャッターチャンスが難しい飯田線が赤そばの畑の中を走り抜ける一枚。
タイミングが良くラッキーな一枚です。
こちらは同日に開催されていた、赤そば祭りの販売コーナーの写真。
赤そばの直売や地元の新鮮な野菜が安価で販売されておりました。
中川村はブドウ栽培も盛んなようです。
たわわに実ったおいしそうなブドウが完熟期を迎えておりました。
そろそろ昼食、ということで楽しみにしていた赤そばの麺を食べに一路そば処へ。
先程、地元の方にお伺いしておいしい赤そばを食べられるお店に到着。
我々が普段食べるおそばは年中提供されるそうですが、赤そばについてはこの季節限定だそうです。
朝食も食べずに来たので奮発してしまいました。
赤そばの挽きぐるみ・田舎の相盛り、赤そば豆腐、五平餅をペロリと食し、本当にお腹一杯になりました。
観賞用に作られたそばとのことですが非常においしくいただきました。
日穀写真部としては久しぶりの投稿でしたが、赤いそばの見事さには本当に脱帽でした。
素晴らしい物を見ました。
只今、信州は紅葉・新そばのおいしい季節の真っ只中に入っています。
是非長野市にお越しの際には、長野駅から徒歩5分のそばきりみよ田にお立ち寄りくださいませ。
11/4(月)より『信州ひすいそば』という長野県の新ブランド品種を使用したメニューのおそばも登場する予定でございます。
(そばきりみよ田HPはこちら)