あっ日穀製粉のそばの国だより

豊かな自然に囲まれたそばの国信州から、日穀製粉が様々な情報をお届けします。

2017/06/23

ファームめぶき 活動報告 2017年5月

みなさん、こんにちは!ファームめぶきの丸山です。
今回は我々ファームめぶきの5月の活動報告をさせていただきたいと思います!
5月の主な活動履歴は以下となります。
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・5/2(火)   電気柵の設置(青木村十観原地区)⇒十観原は"じゅっかんばら"と読みます。
・5/11(木) 軽トラック納車
・5/20(土) 電気柵の設置、及び播種~普通そば(キタワセ)~(筑北村乱橋地区)⇒乱橋は"みだればし"と読みます。
・5/23(火) 播種~新潟県産そば~(筑北村河鹿沢地区)
・5/29(月) 播種~ダッタンそば(北陸4号)~(青木村十観原地区)
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■5/2(火)   電気柵の設置(青木村十観原地区)
野生動物(イノシシ、シカなど)による食害を未然に防止する為、この日は朝から電気柵用の配線作業を開始しました。
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これまでは山から下りてきた動物が畑に自由に出入り出来る状態だったため、
そばの芽が出てきてもすぐに食べられてしまう心配がありました。電気柵で畑を囲むことで食害対策をおこないました。
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■5/11(木) 軽トラック納車
この日は待ちに待ったファームめぶき専用の軽トラック納車日です。
幌付きですので雨や雪の日でも、そばや野菜の集荷・運搬等に重宝しそうです。
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頼れる"相棒"と共に今後も頑張りたいと思います!

■5/20(土) 電気柵の設置、及び播種~普通そば(キタワセ)~(筑北村乱橋地区)
この日は朝から天気も良く、張り切って作業に取り掛かりました。
まずは事前に草刈りをしておいた畑の畔に電気柵を設置する作業です。およそ4m間隔で支柱を立てて設置しました。
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電気柵は太陽光で充電できるタイプのものを購入しました。
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こちらもなかなか体力の必要な作業でした。

続いて播種作業に取り掛かり、「キタワセ」という品種の普通そばを播種しました。
種を蒔く筋を「条」と呼びますが今回は6条で筋蒔きしました。
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播種完了後に電気柵の電源を入れ、周囲に人が近づかないよう注意喚起の看板を設置してこの日の作業は終了です。
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こちらの土地では今回のそばを収穫後、また別のそばを播種する予定です。

播種から6日後(5/26)には無事発芽となりました。
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■5/23(火) 播種~新潟県産そば~(筑北村河鹿沢地区)
先日とは別の場所に、今度は新潟県産のそば13kgを30aの土地に播種。
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このそばは発芽したあと、若葉のうちに収穫し、粉末状にして商品化する予定です。
今回播種したそばの収穫後は、同じ土地に今度はダッタンそば(北陸4号)を播種する予定です。
播種後の畑は何とも美しい!

■5/29(月) 播種~ダッタンそば(北陸4号)~(青木村十観原地区)
地区内にある2つの土地(合計1.3ha)に北陸4号という品種のダッタンそばを播種しました。
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皆様のご協力により、お陰様で無事5月の作業計画を完了いたしました。

6月の作業予定は以下のとおりです。
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・防薬ネット設置(青木村十観原地区)
・そばの若葉収穫(筑北村河鹿沢地区)
・ダッタンそば播種(筑北村河鹿沢地区)
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先日、ここ筑北村がある長野県も梅雨入りが発表されました。
ファームめぶきではそばはもちろん、その他の野菜も今後少しずつ生産をして行く予定です。
この梅雨の時期が雨が我々にとって恵みの雨となり、農作物の素晴らしい"めぶき"の季節となるよう願うばかりです。
今後も随時、情報を発信して参りたいと思います。

次回をお楽しみに!!

2017/06/21

ファームめぶき 活動報告 2017年4月

こんにちは!ファームめぶきの丸山です。
今回は、(少し前ですが)4月16日(日)に開催した筑北村の河鹿沢常会(かじかざわじょうかい)の野沢菜栽培農家5軒の皆様方との側溝清掃の様子をご報告いたします。

4月13日(木)。
この日は側溝清掃を行う場所の下見と、河鹿沢地区より約800m先の長野県小県郡青木村十観原地区の土地1.2haの視察をする予定です。
(河鹿沢地区の農家の方が所有している土地が隣の青木村にもあり、この度そちらもお借りすることになりました。)

8時に全員集合。いよいよ出発です!
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青木村への道は木々に日差しを遮られる部分が多い道路がほとんどです。
普段は人や車の往来が少ないということもあり、道路はご覧の通り、雪融けの泥濘(ぬかるみ)に覆われておりました。
通行するにもこの雪と泥で足場が大変悪いため、この日の青木村の土地の視察は断念致しました。
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4月16日に改めて青木村の土地を視察するため目指したところ、以前は通行が難しかった道路の雪も完全に解け、無事到着できました。
青木村でお借りする土地はこちらになります。
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筑北村も青木村も山々に囲まれた文字通りの"山村"ですが、これほどのまとまった農地をお借りすることが出来、そばの栽培が今から楽しみで仕方ありません。

そしていよいよ、本日のメインイベントである側溝清掃が始まりました。
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各々の持ち場で作業に入り河鹿沢地区約3Kmの側溝を清掃しましたが、場所によっては土砂と枯葉が山積しており大変苦労しました。
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慣れない仕事で、クタクタに疲れましたが、作業終了後の慰労会でのビールは最高でした。
地区の方と親睦も深めつつ、様々なお話を聞かせいただき大変有意義な会であったことは言うまでもありません。
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これからそばの栽培の本格的な作業に入る季節となります。
一年目ということもあり慣れないことばかりですが、地域の皆様のご協力を賜り、最高のそばを生産できればと思います。
今後もブログを見てくださる皆様方にも、できる限り我々の活動報告をしていきたいと思っております。
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河鹿沢より臨む北アルプス。

2017/06/15

株式会社ファームめぶき 誕生

2017年1月20日。「そばの一大産地」づくりを目指して長野県東筑摩郡筑北村(ながのけん ひがしちくまぐん ちくほくむら)に、「株式会社 ファームめぶき」が誕生いたしました。

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農業法人として原料の確保や遊休農地の解消をめざし、本年度から5年間をかけ15ヘクタール以上のそば畑の整備を計画しております。

【筑北村ってどんなところ?】
長野県のほぼ中央部に位置し、周囲を山々に囲まれたのどかな農村風景が広がる地域です。清らかな水や澄んだ空気に加え、標高はおよそ600m~1,000mほどあり、内陸性気候のため昼夜の寒暖差があることから、そばの理想的な生育環境といえます。
また高速道路や鉄道などの交通インフラも整っており、更にスマートインターチェンジが予定されて各地からのアクセスも容易です。

雄大な北アルプスを見渡すことが出来る素晴らしい環境で、まずは畑作りから取り組んでおります!
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そば畑となる、筑北村河鹿沢(かじかざわ)地区のこちらの土地は高齢化のため離農を決断された方よりお借りしている土地で、初年度は3.5ヘクタールほどの区画に韃靼そばを主体に、そばの若葉粉末(商品名:ハイルチン)用の為のそば栽培からスタートする予定です。
本社は日穀製粉松本工場内に置かれますが、筑北村役場の近くに筑北事業所も設けております。

また、河鹿沢地区にて地域の方との連携・ご協力を賜り、筑北村産の野菜も栽培し「にっこく通販」にて野菜の頒布会を今夏にも計画しております!

3年目となる2019年度からは、精選(※1)・丸抜き(※2)等の加工工場設備に取り掛かる予定です。同じ敷地内には農業体験施設や、そば店等の施設も計画しており2020年度から本格的に稼働できるよう進めております。
スマートインターチェンジが予定されている中で、工場においては入出荷のスピード化、農業体験施設やそば屋等利用のお客様にとってもますます便利になることを期待しております。
※1 ⇒ 夾雑(きょうざつ)物を取り除くこと
※2 ⇒ 玄蕎麦からそば殻(外皮)だけををきれいに取り除くこと

今後の「ファームめぶき」の活動に期待いただけますよう、何卒よろしくお願いします!