あっ日穀製粉のそばの国だより

豊かな自然に囲まれたそばの国信州から、日穀製粉が様々な情報をお届けします。

2011/06/01

玄そば価格情報

4月22日及び5月20日、日経新聞に玄蕎麦市場価格の掲載がありました。

北海道産蕎麦 17,500円/45kg

北米産蕎麦 6,750円/45kg

中国産蕎麦 6,500円/45kg

各産地とも価格変動なく、依然として高値を維持しています。少なくとも2011年新穀が出るまでは高値が維持される見込みです。

新穀の様子ですが、北海道では、播種がいよいよ始まりました。
今年は春先の気温が低く、雨も多い為、例年より20日遅れのスタートとなりました。(播種の様子は、別途アップさせて頂きます)
6月末から7月にかけて、中国・北米でも播種が始まる見込みです。

昨年は、ロシア・中国の大干ばつにより、蕎麦の需給状況は極めて逼迫し、価格が高騰、現在も依然として高値が続いています。世界人口の増加・新興国の需要増・穀物のエネルギー利用等々を鑑みれば、穀物価格の上昇は中長期的かつ構造的なものですが・・・今年こそは天候災害なく、豊作年となる事を祈念すると共に、弊社としても新規産地の開拓を含め、リスク分散に努めて参ります。

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  • 45kg当たりの価格です。
  • 輸入物については、日本港倉庫渡しでの価格です。
  • 日本経済新聞には4週に1度の頻度で価格が掲載されていますが、掲載のない場合は、前回の掲載価格を採用し、グラフ化しています。

(日穀製粉株式会社 業務本部)

2011/03/29

玄そば価格情報

3月25日、日経新聞に玄そば市場価格の掲載がありました。

北海道産 17,500円/45kg

北米産 6,750円/45kg

中国産 6,500円/45kg

各産地とも先月と変動なく、輸入物については、依然として高値を維持しています。

中国そばの供給不安は依然として消えませんが、弊社では、手持ち原料在庫を上積みし、

安定供給に努めて参ります。

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  • 45kg当たりの価格です。
  • 輸入物については、日本港倉庫渡しでの価格です。
  • 日本経済新聞には4週に1度の頻度で価格が掲載されていますが、掲載のない場合は、前回の掲載価格を採用し、グラフ化しています。

(日穀製粉株式会社 業務本部)

2011/02/28

玄そば価格情報

今月より、玄そばの市場価格(日本経済新聞掲載価格)を弊社ホームページ内にて公表して参ります。

中国からロシア・東欧諸国等向けのそば輸出が依然として継続している為、中国そばの需給関係は逼迫感を高めており、これを反映して価格は、45kg当たり6,500円と高値を維持しています(この価格は、前年同月比163%、2年前同月比197%)。
中国そばの供給不安から、北米産の引き合いが強まり、北米産そばの価格も6,750円と高値を維持。北海道産そばは、最需要期である年越を終え、やや下がり傾向です。

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  • 45kg当たりの価格です。
  • 輸入物については、日本港倉庫渡しでの価格です。
  • 日本経済新聞には4週に1度の頻度で価格が掲載されていますが、掲載のない場合は、前回の掲載価格を採用し、グラフ化しています。

(日穀製粉株式会社 業務本部)

2011/02/28

輸入小麦の政府売渡価格の改定について

2月23日農林水産省より「輸入小麦の政府売渡価格の改定」が発表されました。
これにより、4月から各製粉会社へ売渡される輸入小麦の価格が主要5銘柄の平均で18%引き上げとなります。

※農林水産省のプレスリリースはこちら

 

現在、輸入小麦の政府売渡価格は、直近6か月間の平均買付価格をもとに算出される仕組みになっており、年2回(4月・10月)の改定が実施されています。

今回は、主要産地であるロシアの干ばつや、豪州の洪水等の異常気象による供給不安、新興国の需要拡大、投機マネーの流入等により、小麦の国際価格が高騰している為、これを受けての引き上げとなりました。

小麦の国際需給は逼迫しており、輸出規制を行う国も多くあります。自国の食糧確保が優先される事は当然の事です。我が国の小麦自給率は9%。圧倒的に輸入小麦に依存しています。内麦の増産・振興を図り、自給率の向上が急務では・・。

弊社でも、長野県小麦を始めとした内麦の使用を積極的に進めて参ります。

 

 

(日穀製粉株式会社 業務本部)