あっ日穀製粉のそばの国だより

豊かな自然に囲まれたそばの国信州から、日穀製粉が様々な情報をお届けします。

2012/01/27

スタッフlog

日本一寒い祭り! 御代田町「草越 寒の水」

2012年1月20日、御代田町草越地区で行われた

「草越 寒の水」(クサゴエ カンノミズ)を軽井沢工場の有志で見に行ってきました。

「草越 寒の水」は、1年で最も寒いといわれる「大寒」の夜に行われます。

草越地区の壮・青年たちが水行者となり、赤ふんどし一丁に草鞋(わらじ)を履いて、

無病息災五穀豊穣を祈願して、凍てつく寒さの中で桶の水を勢いよく被り

熊野神社に参詣する御代田町草越地区の伝統行事です。

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昨晩からの雪が降り続く氷点下の中、水行者のみなさんは体を真っ赤にさせながらも、

大勢集まったカメラマンや観客の掛け声に答えて、勢いよく水を被ったサービスをしてくれました。

↑↑↑クリックをすると動画が再生します。水行者達の男意気をどうぞご覧ください!

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水を被った後は、急いでたき火に向かって体を温めていました。

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あまりの寒さに自分たちも一緒に暖をとっていると・・・その先に御代田町名物「おにかけうどん」の看板を発見!

これはぜひともいただかなくては!!

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また、寒の水が行われている広場の周りには屋台が出ていて、お祭り気分を味わうこともできました。

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そしてこちらが、無料で振る舞われた御代田町名物の「おにかけうどん」です。

『おに)かけうどん』とは?
御代田町で古くから受け継がれてきた郷土料理で、根菜・椎茸・昆布や凍み豆腐等を煮こんだ具をかけた温かなうどんです。もともとは各家庭で食べられていたそうですが、いつの頃からか法事の時に用いられるようになったようです。


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あっつあっつで、本当に具沢山。ネギと七味とうがらしをたっぷりかけていただきました。

寒空の下、お祭りを見学しながら食べる、あっつあっつの「おにかけうどん」は最高でした!

あまりの美味しさに水行者のみなさんの写真撮影を忘れて、3杯もおかわりをしてしまいました。

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最後にの前で全員揃って記念撮影!

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「来年は自分が水行者になって水を被りたい!」という人もいました。

はたしてこの中から水行者は現れるのか・・・? 楽しみです( ̄ー ̄)ニヤリ

2012/01/26

おすすめ商品ご紹介

お家で作ろう!おいしいパン!

今回ご紹介するのは『おいしい強力粉』  blog_120125.jpg
(※商品名または画像をクリックすると商品詳細ページが開きます)

国内産小麦を100%使用した強力粉でパン、ピザ生地、餃子の皮など様々なお料理に使うことができます!

『最近、仕事が忙しくて・・なかなか家族との時間が取れないな〜』なんて思うことありませんか?

そんな時、ご自宅で家族と手作り料理をしてみませんか?

では、今回はおいしい強力粉を使って「お家で作ろう!おいしい白パン!」をご紹介♪

日穀製粉きっての料理上手で毎週パンを作っちゃう人事部のトランペッターさんのお宅へお邪魔してみました☆

(記事の最後に材料と詳しいつくり方も掲載していますので、ご家庭でぜひチャレンジしてみてくださ〜い)

いざ!Let's クッキング "●━ヽ(▽ ̄∬ 料理料理!!

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お父さん!ウデの見せどころですよ!! 

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この生地を発酵させると・・・

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こんなんなっちゃった!!

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クルクル〜@@

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形をととのえて

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いざオーブンへ!!

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できあがり〜〜!!

いい匂いがしてきそうですね (o´ρ`o)ョダレ...

もちろんホームベーカリーを使うこともできますよ〜☆

では!白パンのレシピをご紹介しますね!

白パンの作り方

【材料】

 ◆ おいしい強力粉・・・600g
 ◆ 砂糖・・・24g
 ◆ 塩・・・8g
 ◆ ドライイースト・・・8g
 ◆ バター・・・20g
 ◆ 牛乳(人肌に温めたもの)・・・470g
 ◆ 打ち粉用強力粉・・・適宜

【作り方】

step1  粉をふるいにかけ、☆印の材料と一緒にボウルに入れ、泡だて器でふんわりと混ぜる

step2  人肌に温めた牛乳を入れ、よく混ぜる

step3  粉っぽさがなくるまで混ぜたらバターを入れ、こねる

step4  作業台に生地を移しこねる
      ※親指の付け根で生地を台にこすり付けるように延ばす→たたむ→延ばすを数回繰り返す

step5  生地をまとめてボウルに入れ、45〜60分発酵させる
      ※表面が乾かないようラップや固く絞った布巾をかけておく

step6  生地の中心を指でさし、穴が縮んでこないようなら1次発酵終了
      ※生地が手につかなくなる

step7  発酵が終わったら、生地を取り出し、グーで叩きガス抜きをする

step8  適当な大きさに切り分け、丸め直し15分ほど生地を休ませる
      ※この時も表面が乾かないようにラップや布巾をかけておく

step9  生地を丸め直し、打ち粉をふるい、菜箸を使って生地の中央を押さえつける

step10 生地が乾かないように気を付け、さらに30分発酵させる

step11 オーブンを180℃で予熱しておく

step12 予熱が終わったら160℃に下げて10〜12分焼く

step13 焼きあがったらオーブンから取り出し、粗熱がとれたらできあがり

ホームベーカリーも簡単でいいのですが、

最初からこねて丸めて自分でパンを作るのって達成感があると思いませんか〜!?

きっとお子さんにとっても貴重な体験になると思いますよ♪

ブログを見てくれているそこのお父さん!

今週末はお子さんとパン作り!してみてはいかがでしょうか?

【インターネットからのご注文(24時間受付)】
日穀製粉オンラインショップより受け付けております。

日穀製粉オンラインショップ


【お電話でのご注文、商品に関するお問い合わせ】
日穀製粉株式会社 営業本部
TEL. 0120-25-4157
受付時間:9:00~17:00(土・日・祝日及び弊社休業日を除く)

2012/01/13

そばふれあい館だより

そば畑の生長日記【完】 〜製粉・そば打ち編〜

昨年、播種〜収穫・乾燥をおこなったそば畑の蕎麦も最終段階をむかえることになりました。

そば畑の生長日記・最終話は、『製粉・そば打ち編』をお届けしてまいります!

1月10日(火)

まずは蕎麦の実を粉にする「製粉」からスタートです(^-^)/

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前回のブログ(脱穀・精選編)で殻を取った蕎麦の実「丸抜き」です。

採れたての蕎麦の丸抜きは緑がかった色をしているのが特徴ですが、いかがでしょう?

きれいな緑色でしたよ〜!

製粉の方法にはロール製粉石臼製粉がありますが、今回は昔ながらの石臼製粉でそば粉にしていきます。

※詳しくは、弊社HPのバーチャル工場見学 そば粉工場 3.製粉をご覧ください。

では早速、「丸抜き」を石臼製粉機に投入していきましょう♪

今回は特別に動画で  (・_/■ゝ

製粉直後のそば粉がこちら↓↓↓ 写真からもそばの香りが漂ってきそうですね〜。

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次に、篩(ふるい)にかけて、残っているそば殻や粗めの粉を取り除いていきます。

これも動画で  (・_/■ゝ

すると・・・ こんなきれいなそば粉が出来上がりました。 d(>_< )Good!!

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製粉後の重量は1.25kgでした。

収穫時が2.16kgだったので、そのうちそば粉になったのが約60%ということになります。

(ちなみに異物除去後は1.97kg、丸抜きの蕎麦の実で1.45kg)

種から育て、つくり上げたそば粉への感動はひとしおですが、

おいしくそばをいただくためには『挽きたて・打ちたて・ゆでたて』の「三たて」が重要!!

ということで早速、井口館長自らの手によるそば打ちです。

そば粉8割、つなぎ2割の「二八そば」で打っていただきました。

水回し、練りと洗練された手打ち技術で手際よく進んでいき・・・

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打ち粉を振りながら大きな円になるように、『スススッ』っと延ばしていきます。

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延ばしたそばを丁寧にたたんで、いよいよ切りの作業です。

『ト・・』とリズムよく、細切りのそばきりが出来上がっていきます。 (*゚▽゚*)ワクワク

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切り終えたそばきりのアップ画像です。

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打ちたてのそばきりが出来上がったところで、いよいよ「ゆで」に入ります。

ゆであがったおそばは・・・こんな感じでございます (ー_ー)!!

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いかにも採れたてといった感じで緑がかったおそば。おいしそうじゃないですか!!

播種からそばきりまで、すべて自分たちだけでつくり上げたそば。

なんだか感極まってしまいます ジーン...(≧ω≦。)

・・・っと、「三たて」のおそばを目の前にして余韻に浸ってもいられません。

本当においしいのか? 早速、試食会に移ります!

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工場長をはじめ、製造部門を司るI部長(写真左)と、陰の功労者Y部長(写真右・満面の笑み)も・・・

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弊社製品の出荷を的確に指示する美女(←ここ重要)スタッフたちから、

開発、品質保証のプロフェッショナルな面々まで、おいしくいただくことが出来ました!

日頃、家庭では買ってきたものを調理して食べることが圧倒的に多い私たち。

今回の蕎麦づくりを通して、農産物を生産することの難しさ、生産者の方々のご苦労を感じました。

農産物や畜産物もそうですが、食への有難味(ありがたみ)を痛感しますよね。

また、製粉業を営む私たちは改めて「安全・安心な製品をさらに追求していかなければ!!」

決意をさらに強めました。(ちょっと大げさかな。 ^_^; アハハ...)

長きに渡ってお届けしてまいりました「そば畑の生長日記」も、これでひとまず【完結】です。

(といっても、そばふれあい館のブログをやめるわけじゃありませんよ〜!)

そばふれあい館のような小さなそば畑にも「物語」があるということ。伝わりましたでしょうか?

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「ソバの実には果てしない宇宙がある。
一粒の小さなソバの実が運んでくれる大きな世界にふれてみよう。
広がる未来にふれてみよう。」

ぜひこのそばふれあい館へお越しいただき、蕎麦の世界にふれてみてくださいね。

社員一同、心よりお待ちしております。

【そば畑の生長日記 日記帳】
そば畑の整地(9/6up)種まきと発芽(9/12up)元気に生長中(9/20up)もうすぐ開花(9/30up)
開花の始まり(10/3up)もうすぐ満開(10/14up)満開(10/24up)結実の始まり(11/11up)
島立て乾燥(11/21up)乾燥方法変更編(11/28up)脱穀,精選編(1/12up)

【お問い合わせ先】
そばふれあい館
長野県松本市南松本2-6-52
(日穀製粉株式会社 松本工場内)
TEL. 0263-25-2022

ホームページはこちら

2012/01/12

そばふれあい館だより

そば畑の生長日記 〜脱穀・精選編〜

そばふれあい館で収穫された蕎麦も乾燥を終え、そば粉を製粉するための次工程『脱穀・精選』へと進んでいきます。

1月6日(金)

乾燥を終えた蕎麦の脱穀と精選をおこないましたので、その様子をレポートします!

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乾燥後の葉や茎が付いた状態です。

この時点の重量は2.16kgありましたが、作業後はどのくらいになるでしょうか?

まずは蕎麦の実以外の異物を除去する選別作業です。

はじめに手作業で茎をとって、篩(ふるい)にかけていきます。

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作業後はこんな感じに・・・↓↓↓

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次は、「唐箕(とうみ)」にかけて、残った葉や茎などの異物を風で除去します。

【唐箕とは?】
蕎麦などの穀類を風力を利用して選別する農機具。原料供給用の漏斗(ろうと)、羽根車(翼車)を収めた風胴で、落とされた原料は羽根車からの横風を受けて、いちばん手前に精粒、遠方に夾雑物(きょうざつぶつ)、その中間にくず粒が落下する装置です。

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この作業を何回か繰り返すと・・・残っていた葉や茎もきれいになくなりました↓↓↓

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「えっ!これで選別は終わり!?」 いいえ、まだまだです・・

収穫の時に石などが入ってしまう可能性があるので、唐箕だけでは不十分なのです(@_@;)

石など重みのある異物を取り除くには、「石抜き機」を使って選別していきます。

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さらに、選別した蕎麦の実を「磨(みがき)機」に入れて、きれいにします。

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磨き作業が終わると・・・下の画像【After】のように外皮の黒味が増してツヤツヤしているのがわかると思います。

【Before】

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【After】

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こうしてようやく異物除去作業は完了です(ー。ー)フゥ

異物除去後の重量は1.97kgになりました。

ホッとするのもつかの間、次は蕎麦の実の殻を外す脱ぷ作業です。

まずは、「ふるい機」にかけて蕎麦の実を・中・に選別します。

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続いて、選別した蕎麦の実を別々に「脱ぷ機」にかけていきます。

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↑↑↑真剣な表情のY部長(^_^)

脱ぷ機からきれいな蕎麦の実が出てきました〜 (≧ ≦)Ω ヨッシャ!

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これを再び「ふるい機」「唐箕」にかけて、殻を取り除いていきます。

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↑↑↑そば殻

殻付きの蕎麦の実も少し混ざっていますが、最終的にこんな感じに↓↓↓

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以上で脱穀・精選作業は完了!

そば殻を外した「丸抜き」の蕎麦の実が1.45kg出来上がりです。

(葉や茎が付いていた状態から-0.71kg、脱ぷ前から-0.52kg)

蕎麦の実の脱穀から精選まで、いかがだったでしょうか?

手作業でやるとなると、なかなか大変ですよね〜 (;´ρ`) グッタリ

さぁ次はいよいよ『製粉〜そば打ち』にチャレンジです。

お楽しみに!!

【これまでの日記帳】
そば畑の整地(9/6up)種まきと発芽(9/12up)元気に生長中(9/20up)もうすぐ開花(9/30up)
開花の始まり(10/3up)もうすぐ満開(10/14up)満開(10/24up)結実の始まり(11/11up)
島立て乾燥(11/21up)乾燥方法変更編(11/28up)

【お問い合わせ先】
そばふれあい館
長野県松本市南松本2-6-52
(日穀製粉株式会社 松本工場内)
TEL. 0263-25-2022

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2012/01/06

にっこくだより(社内報)

新年のごあいさつ

新年あけましておめでとうございます
本年も宜しくお願い申し上げます

 

みなさま、お正月はいかがお過ごしでしたか?

自宅でゆっくりされた方、帰省された方、初日の出登山に行かれた方など

さまざまな形で過ごされたことと思います。

年末年始のお休みも終わり、そろそろお正月モードから切り替えていかなければ・・・

がんばっていきましょう!


こちら長野県でも毎日寒い日が続いておりますが、本格的な寒さはこれからです。

厳しい寒さに負けず、少しでも心温まる情報をお届けできるように

本年も日穀製粉ブログ『あっ日穀製粉のそばの国だより』を随時更新してまいります!

引き続き、お付き合いの程お願いいたしますm(__)m

 

さて、平成24年最初のブログは、弊社社内報「にっこくだより」から

社内報編集委員会選定の平成23年社内十大ニュースをご紹介いたします。

 

【平成23年社内十大ニュース】

●松本工場 そば粉豆工場稼働・スナック菓子製造開始
長野工場敷地内にあった、そば粉豆工場を松本工場に移転・稼働開始、新商品としてスナック菓子を製造開始しました。(2月)

●全社ISO9001導入
各工場、子会社毎に認証取得していましたISO9001を本社でも取得し、全社ISO9001を取得しました。(2月) 

●東日本大震災義援金寄付
会社及び社員からの義援金を寄付し、おいしいすいとん売上からの義援金事業を開始しました。(3月) 

●しなの麺工房喜多方工場閉鎖
長らくご愛顧頂いた、しなの麺工房喜多方工場を閉鎖しました。(3月)

●そば粉・小麦粉価格値上げ
中国産玄そばの価格高騰に伴い、4月にそば粉60円/kgの値上げを実施させていただきました。又、小麦についても政府売渡価格の引き上げに伴い、6月・12月に小麦粉の値上げを実施させていただきました。(4月・6月・12月)

●長野県中部地震発生
平成23年6月30日午前8時16分頃、長野県中部を震源とするマグニチュード5.5の地震が発生しました。地震の揺れは松本工場を直撃し、人的被害は無かったものの建物・工場設備への被害が発生しましたが、懸命の復旧作業により、3日程度で復旧しました。(6月)

●パスタ工場新設
新規商品としてパスタ販売を始める為、長野工場にパスタ製造機及び、乾燥機の搬入が行われ、パスタ工場を新設しました。(6月)

松本ぼんぼん参加
第37回松本ぼんぼんに日穀製粉としては過去最多の63名が参加しました。(8月)

新テレビCM放送開始
新テレビCMの放送が開始され、コナモンズが華々しくデビューしました。(9月)

●信州そば品評会
日穀製粉出品作「信州そば」が農林水産省食料産業局長賞、しなの麺工房出品作「信州そば」が長野県知事賞を受賞しました。(11月)

 

以上が平成23年の当社十大ニュースとなりました。

 

 

昨年は、嬉しい出来事、悲しい出来事の差が大きな年でした。

人はどうしても悲しい出来事の方が強く記憶に残ってしまいがちですが、

2011年の「今年の漢字」にも選ばれた「絆」を信じて、

みなさまに1つでも多くの嬉しい・楽しい出来事をお届けできればと考えております。

 

平成24年も日穀製粉をどうぞよろしくお願いいたします。