あっ日穀製粉のそばの国だより

豊かな自然に囲まれたそばの国信州から、日穀製粉が様々な情報をお届けします。

2011/08/22

イベント情報

『松本ぼんぼん』に参加しました!

今年で37回目になる『夏祭り 松本ぼんぼん』に我が日穀製粉は3年ぶり3回目の出場を果たしました。

「松本ぼんぼんって、見たことも聞いたこともないよ~」という方に規模の大きさを説明しておきます。
松本ぼんぼんは歌に合わせて踊るアップテンポな盆踊りです。
今年は315の連(チーム)が参加し、延べ27000人が踊りに参加、また見物客は20万人ともいわれています。
松本市の人口が24万人なので、市民全員が来てるの?なんて話もありますが、松本市以外(塩尻市方面・
安曇野市方面)からも踊りに参加したり見物に来る方が多数いらっしゃいます。

さて、前置きはこのくらいに・・・・松本ぼんぼん報告です (^▽^)ゞ

午後5時30分、スタート地点となる松本駅前りに集合!
アルコールを我慢できない私たちは、勝手ながら居酒屋さんの前で乾杯!!

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午後6時のスタートが刻々と近づき、「日穀一のお祭り男」と言われる連長の掛け声で
「いくぞ!!」
「オォーーーー!!!」

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いよいよ祭りの開始です♪♪

まだ体内の血中アルコール濃度が低く、祭りに入り込めていない私たちは
静かなスタートをきっていきました。

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今回初参加で長野市民の彼は、初めて見る松本ぼんぼんに気合が空回りしたのか、
序盤にしてこの元気の良さ!!

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私は徐々に盛り上がっていく祭り!だと思っていましたが、彼の元気の良さに他の日穀人は急
ピッチで覚醒していきました。

夜も更け、体内の血中アルコール濃度が基準値を超えたため、
夜と祭りと酒のパワーによって最高潮に盛り上がっていきました。

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松本ぼんぼんは踊りコンクールのため、途中で入賞連の発表があるのですが、
残念ながら取れませんでした。
今回は手に届くところまでの手ごたえがありましたが残念です┏(-_-;)┓
ですが、既に「無双状態」と化していた日穀連は、更にヒートアップ。
大声で叫び!飛び跳ね!クライマックスへ向かっていきました。

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午後9時20分に最後の踊りが終了し、余韻を残したまま2次会へ行く人、家に帰る人、
街中へ消える人!?にわかれ、日穀連は解散となりました。

今年は地震や大雨など暗いニュースが続いていますが、この熱気で明るいニュースを増やしましょう!

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がんばろう日本!!

ちなみに私が筋肉痛に襲われたのは2日後のことでした・・・

blog_110811_12.JPG ← 筆者

2011/08/10

蕎麦学入門

第4話 「信濃では 月と仏と おらが蕎麦」

   信濃では月と

      仏とおらが蕎麦

            読み人知らず

 

この句は小林一茶の作だと思っている人が多いですが、実は明治末期、柏原の中村某氏がつくったものです。

あまりにできばえがよいので、長い間一茶の作品だと思われてきたのです。

 

この句に出てくるは、いうまでもなく更科の名月です。

棄老(きろう)伝説が更級の姨捨山に出る仲秋の名月と結びつけて書かれた『大和物語』が、

世に出たのが平安時代の天暦五年(九五一)ごろでした。

この更科の名月蕎麦が結びついて「更科蕎麦」の名が生まれました。

更級郡は、そばの特産地ではありませんでしたが、更科蕎麦の銘柄は全国的に定着しています。

 

はいうまでもなく、善光寺阿弥陀如来

その仏さんを本尊とする善光寺は、その瓦から一二五〇年前の白鳳時代に建てられた古い歴史をもちます。

善光寺信仰は鎌倉時代から全国的に盛んになり、現在に至るまで多くの人々を集めています。

 

更科の名月と善光寺。

そして、おらが蕎麦が山国信州のお国自慢を端的にいい表しているということで、

前記の句が広く人々に親しまれています。

なお、信州の蕎麦が全国的に有名になるのは、江戸時代になってからです。

元禄八年(一六九五年)に発刊された『本朝食鑑』によると、蕎麦の記述にかなりのページをさいています。

上野(こうずけ・群馬県)、下野(しもつけ・栃木県)、武州(埼玉県・東京都・神奈川県)、總州(千葉県)、

常州(茨城県)では、蕎麦を多く産して佳品でありますが、信州産には及ばないと記されています。

 

 

前監査役 市川健夫

日穀製粉株式会社 社内報『にっこくだより』連載記事「蕎麦学入門」 

2011/08/08

スタッフlog

手打ち&流しでござる

人事部の中年トランぺッターです。

7月最後の土曜日、私の子供が通う市内某幼稚園で
「親父の会主催 第五回手打ちうどん作り&流し大会」が開催されました。

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参加人数は約130名。使用するのはもちろん当社の・・・
↓↓↓ 地粉 ↓↓↓です。

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粉と塩水を計量したらさっそく水回しの開始。
昨年までの教訓を活かし「絶対にいきなり粘土遊びみたいにコネコネはしないでね!」と良〜く聞かせます。

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子供たちはコネコネしたいのをグッと我慢してひたすら水回し。

水が回ってきて塊にまとめた後はお待ちかね。
「コネコネしていいよ!」
我慢から解放された子供たちは一生懸命こねます。

大人だって負けてはいません。
「このぉ園長!こらぁ○○先生!!」と同僚の名前を言っては叩きつける先生・・・
先生、パンじゃないっす(^_^;)

ビニールに入れて足踏みを2回。

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生地を寝かせている間に子供たちはジャガイモを掘ります。
堀ったジャガイモは子供たちが洗って、元コックのお父さんがフライドポテトにしてくれました。

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さて、いよいよ延し&切りです。

三度目の足踏みをして暑さ1センチ程に延ばした後は、麺棒を使って更に伸ばします。

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お手本を見せると、周りを囲む子供たちは身を乗り出して覗き込みます。

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どんどん大きくなっていく生地を見て「お゛〜!!」と喜ぶ子供たち。
包丁で切ると、うどんの出来上がり。細いうどん、太いうどん極太うどんと個性派ぞろいです。

出来あがったうどんは、釜&ゆで担当のお父さん達が汗だくになってゆでます。

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そして、ゆであがったうどんを、流し担当のお父さん達がひたすら流します。

流し台から流れて来るうどんを見ると子供たちのテンションは一気にMAX!
上流で陣取る年長さんと卒園児。でも、ちゃんと下流にいる年中さんや年少さんの分を残して流してくれます。
子供たちに混ざって父母や先生方もすくいます。

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自分たちで打ったうどんを流して食べる。
素朴だけど、きっと子供たちの心の中に楽しい思い出として残るでしょう。

ちなみに秋には恒例の、里いも掘り&すいとん入り芋煮会が開催される予定です。

2011/08/06

蕎麦学入門

第3話 「正月の行事食と年越し蕎麦」

お正月料理といえば、御節(せち)料理と雑煮や汁粉などのお餅が、全国的に共通しています。

しかし餅の形は、東、西日本で大きく異なっているのです。

近畿地方以西の西日本と石川・福井の北陸二県は丸餅、一方東日本は切り餅(菱餅)です。

東日本でも新潟県の佐渡と山形県の庄内平野では、西日本における丸餅圏の飛地になっています。

北陸地方でも富山県は丸餅と切り餅の漸移地帯で、魚津など加賀藩の飛地では、

正月五日まで丸餅を食べ、以降切り餅になるといいます。

切り餅の方が作り方が簡便です。しかし西日本ではなぜ丸餅になるかというと、

照葉樹林帯の風土故に、切り餅にするとカビやすいからです。

さらに種子島以南の南西諸島では、丸餅に黒砂糖を入れてカビを防いでいます。

なお関西では、小豆飴を入れた丸餅を用い白味噌で煮付けした雑煮がつくられていますが、

雑煮の作り方も地域によってさまざまです。

歳取り魚は東日本では鮭、西日本では鰤(ぶり)を用いています。

その境界は長野県では東北信では鮭、中南信では鰤となっています。

結納蕎麦、棟上げ蕎麦、引越し蕎麦などとともに、

年越し蕎麦、正月蕎麦は、晴の食として重要視されてきました。

年の暮れに食べる年越し蕎麦は、つごもり蕎麦、晦日(みそか)蕎麦ともいわれています。

太陰暦の月の最終日を「つごもり」といい、

大晦日を「おおつごもり」ということから名づけられたと思われます。

江戸時代中期日本経済が発展し、文禄時代といわれたころから、

東日本の豪商の家では、年越し蕎麦を食べて家の繁栄を祈っていました。

それには何ごとも細く長く続くようにという願いが込められています。

いまでも東京はじめ、東日本では多くの家庭で年越し蕎麦が食べられています。

正月元旦には雑煮を食べる家が一般的ですが、

手打ち蕎麦もしくは饂飩(うどん)を食べて、昼食に雑煮をとる家もあります。

これが正月蕎麦ですが、「つるつる噛め噛め」鶴亀となり、縁起がよいのだといいます。

長崎県の対馬はかつて木場作(こばさく、焼畑農業)で、ソバの栽培が盛んでした。

ここでは、蕎麦餅がつくられています。

前監査役 市川健夫

日穀製粉株式会社 社内報『にっこくだより』連載記事「蕎麦学入門」

2011/08/02

イベント情報

日穀製粉連 第37回夏まつり 『松本ぼんぼん』 へ参加します!

〜アルプスの里、歴史を偲ぶ城下町に響かせよう、松本ぼんぼんの歌と踊りを!〜

8月6日(土)午後6時から、松本市にて第37回 「松本ぼんぼん」がおこなわれます。

日穀製粉は今年、松本ぼんぼんに『日穀製粉連』として3年ぶりに参加しちゃいます。

【松本ぼんぼんって?】

昭和50年に「アルプスの里・歴史を偲ぶ城下町に、響かせよう松本ぼんぼんの歌と踊りを!」

をテーマに始まりました。

年々盛り上がりを見せ、踊り手の数が増え、コースも拡大されています。

踊りは、普通の盆踊りより曲のテンポは速く、サンバ調とも評されています。

振り付けの動作は大きいですが難しくはありません。

≪どんな感じなんだろ〜??という方は、動画共有サイトで「松本ぼんぼん」と検索してみてくださいね。≫

今回は、約70名が踊りに参加しちゃいます!!

スタート位置は松本駅前大通りから!

駅前大通りを、ぐるっと1周して本町通り方面へ向かって踊りますよ!(メインストリーートかも^^d)

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    日穀連 初参加時の集合写真

元気よく、楽しく踊りますので

日穀製粉を見かけたら是非お声をかけてくださいね!