あっ日穀製粉のそばの国だより

豊かな自然に囲まれたそばの国信州から、日穀製粉が様々な情報をお届けします。

2014/02/18

「にっこく調理部(仮)が挑戦 世界のそば料理!」〜ソチオリンピック記念!!ロシア料理・「カーシャ」編〜

2014年のビッグイベント「ソチ冬季オリンピック」が開幕しました!!
連日連夜テレビ観戦のため寝不足の方も多いのではないでしょうか・・・。ダイナミックな動き、コンマ1秒を争う姿、選手の姿には勇気と感動を覚えます。
私も、今週末は、スキー場に行ってみようかな!←影響されすぎ(^_^;)

さて、みなさんご存知でしょうか。「そば」とロシアには深〜〜い関係があるんですよ。

ロシアは世界の中でも一、二を争う「そば」の生産・消費大国なのです!
当社の通販を、日本在住のロシアの方も多数ご利用頂いてます、ありがとうございます。

そして、ロシアの方に大人気なのが「そば米」!!そばの実を蒸して殻をとり乾燥させたものです。
ロシアでは家庭料理に、「カーシャ」と呼ばれるお粥があるそうです。どうやら、こちらに「そばの実」を使っているらしい...φ(..)
「どんな料理なんだろう??」と好奇心に身を任せ、にっこく調理部を急きょ結成!
社内の給湯室を占拠して、レッツ・クッキング開始です!

▽当社商品の「そば米」を使って今回挑戦したのは2通りのレシピ☆
※商品画像をクリックすると日穀製粉の商品情報ページが別ウィンドウで開きます。

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まずは1つ目。スタンダードな「カーシャ」を作ります。

【材料2人分】
そば米1/2カップ、牛乳少々、バター大さじ1/2、はちみつ少々、水1.5カップ、塩小さじ1/4

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鍋にそば米を入れ、強火で「はじけるまで」から炒りします。
(今回はフライパンを使いました)
小さなそばの実が、まるでポップコーンみたいに踊りだしました(*^^)v

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はじけたら、水と塩を加え、弱火で水分がなくなるまで煮ます。

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水分がなくなったら、火を止めバターを加えて混ぜます。

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そして、器に盛って牛乳とはちみつをかけて食べます。出来上がり〜。
さてそのお味は??

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「おお!初めて食べる感じ!不思議だけど、美味しい!」
そばの優しい風味が牛乳とはちみつの甘さと合わり、とっても「体によさそうな感じ」がします。

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さて、次は「"和風"カーシャ」です。
こちらは当社のレシピ集に掲載しています!


【材料(2人前)】
そば米120g、塩少々、きのこ40g、卵2個、鶏ムネ肉40g、炒りゴマ、だし50ml、刻みネギ 少々、淡口醤油 少々、こしょう 少々

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まず、そば米を炊きます。そばの実にたっぷりの水を加えて火にかけ、沸騰したら火からおろして、水でよく洗います。この作業をもう1回繰り返します。

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この時にしっかり10分〜15分くらいしっかり炊いて吸水させた方がよろしいかと。
2回繰り返すと、そば米が徐々に柔らかくなってきました。

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だしを取り、炊いたそばの実と具材を入れ火にかけます。15分煮たら、醤油と塩で味を調え、最後に溶きほぐした卵を手早く流し込み、火を止めます。

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器に盛って、刻みネギ、炒りゴマ、こしょうをかけて「できあがり」!!
ちょっと、水分が足りなかったかな。始めに炊くときにもう少ししっかり炊いた方が、お粥っぽくなったかもしれません。どちらかというと、チャーハンぽくなってしまいました(>_<)ですが、和風あじもなかなか優しいお味で美味しいです。

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みんなで試食タイム!
「和風の方が好きだな」「牛乳入りもクセになるよ、朝食にいいかも」

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食文化を知ることは、その土地を知ることに繋がりますよね!

今回は「カーシャ」を通じて、「ロシア」に思いを馳せる貴重な機会になりました。「カーシャ」はとにかく食べていて"体に優しい"ヘルシーさが印象的です。これはロシアの方が総じてスタイルが素晴らしいことにも"納得"できるお料理でした!見習いたい!

それにしても、「そば」は、日本だけではなく世界各国で、親しまれている食材なんですね〜。

世界に広がる数々の「そば」料理。次は、何に挑戦しようかなぁ。
正式発足の日を夢見て、新たな挑戦に目を向ける「にっこく調理部(仮)」でありました。

第2回へつづく(かな?)

2014/02/06

冬の休日の過ごし方

皆様いかがお過ごしでしょうか。
まだまだ気温が低い日々が続き、体調管理には十分気を付けて参りたいものヾ(・m・*)ノ゛

ここ信州もまだまだ、冬真っ只中でございます・・・。

さて今回は・・・
オススメ朝食メニューをご紹介させていただきたいと思います・・・
ある週末の朝、自宅でガレットを焼いて食べまして、それがすっごくおいしかったので・・・。
焼きリンゴと生クリームのガレットです。
香ばしさと甘さが絶妙なマッチング!作り方かはいたってシンプルο('・'〃)ο″

■作り方
1:まずはリンゴをバターで焼いてソテーを作りお好みでシナモンを入れます。
2:ガレットを焼いてリンゴと生クリームを盛り付けて上からハチミツをかけるだけ!!

ブラックコーヒーやストレートティーによく合います(´ェ`●)
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生地を薄く、パリパリに焼くことがポイントです。焼きリンゴと生クリームがよく合うんです!

こちらは長野市戸隠にある某スキー場です。天気はイマイチでしたが楽しかったです〜
信州の冬にウィンタースポーツは欠かせません!
ゲレンデが生クリームに見える!?のは私だけ・・・(笑)
ソチオリンピックも開催間近で楽しみですね。ではまた|・ω・|ノ
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≪ガレットミックス粉の情報はこちら!!≫

2013/12/18

信州そばへの想い〜2年連続農林水産大臣賞受賞〜

前回の記事(こちら)でお知らせいたしました、
弊社のグループ会社「株式会社しなの麺工房」の信州そば「農林水産大臣賞」受賞のニュースから一夜明け・・・・

にっこく通販部が工場へお邪魔し、『信州そば』への熱い想いを取材して参りました!! blog_131216_01.JPG

ご紹介いたします、
こちらが社長の金澤氏!
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そもそも干そばのルーツをたどると、今から百数十年前の明治時代。
なんとここ長野市で誕生したということです!

今回開催された「第56回信州そば品評会」において181点の中から最高賞の農林水産大臣賞を2年連続で受賞。
その裏には社長の想いと従業員一同の情熱がありました。
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Q.今回受賞された「善光寺門前信州そば」はどんなおそばですか?

A.厳選したそば粉を使った白めの麺で歯切れがよく、つるつるののど越しです。
なめらかさと弾力にもこだわりました。

Q.なぜ色合いが白めなのでしょうか?私のイメージではおそばといえば黒めのものですが?

A.そばというのはもともと嗜好品でクセがあるものでしょう?外層粉を使えば香りが出ますが毎日食べるには飽きてしまいます。
そこで、なるべくそのクセをなくして、毎日食べても飽きないもの、
そうそう!ご飯を毎日食べても飽きないような!そんなそばにしたかったんです。
それにはそばの中心部を使った白めのそばが適していたんですよ。

なるほど・・・!確かに黒めのそばは、そばの実の外側を多く使用しているので、ぼそぼそしがち・・・毎日食べるとなると、もっとつるっと入るものがいいな〜

ん〜そこまで言われると、、、社長〜ぜひ食べてみたいんですが・・・?
ということでご用意いただきました( ´∀`)ノ~~゚.+:。
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おーーーーーーーー!!
光っておりますーーー!

白い細めの美しい麺線。見ているだけでつるっとしたのど越しを想像できます!

では一口。
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つるつる!なめらかで本当に歯切れがいいですね!

Q.これ本当に干そばですか!?生そばのように感じます!
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A.生そばの食感に近づけるように試作を重ねました。
しかし間違いなく干そばですね!笑 
こんな干そばを世に広めたいんです!
みなさんは自宅で干そばを食べますか?
食べる方の中でも、きっとパッケージの裏の茹で時間を見つつも大まかな時間で茹でて多くゆですぎたら後で食べるという方も多いでしょうか。
(我々、製造者側としては)出来るだけ多くのお客様においしい信州そばを召し上がっていただきたいと思いますので、茹で時間やその加減を気にして上手に茹でて、おいしく味わって楽しんでいただければと思います!
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んー、確かに家で茹でる時って、「このぐらいかな〜?」と適当に湯からあげてしまうことがあるかもしれないです・・・。
比較的お手頃な価格で手に入る干そばですが、上手に茹でるとこんなにおいしくいただけるんですね!

Q.では社長、最後に社長のお考えになる「これからの信州そば」についてお話いただけますか?

A.長い歴史のある信州そばですが、各地のそばとの特徴の違いをハッキリさせて新しい信州そばの歴史とその位置づけを築いていきたいです。
いろいろなタイプのそばがありますが、最終的には多くの人に受け入れやすい、子供も食べやすく飽きられないような信州そばを作りたいです。
品評会を機に、信州そばが更に広まっていくことを願っています。

今回の受賞をゴールにせず、さらに多くの人に愛される「信州そば」を作り続けたい!
そんな社長の熱い想いを感じることができました!

それにしても、
これだけ受賞の話をしておいて、これどこで買えるの?売ってるの?
という大事なところでございますが、、、、
数量限定で通信販売にて販売が決定いたしました!!!(*^^)v

2014年に入ってからの発売になりますが、詳細が決定次第お知らせをさせていただきます。

では、皆様お楽しみに☆

2013/11/06

秋を見つけに・・・白馬ガレットバイキングの旅

つい先日のこと。

あるイベントに参加してまいりました。
そのイベントとは、白馬でトレッキング&ガレットバイキングというイベントです!!
当日は素晴らしい天気に恵まれました!
それでは早速、素晴らしい秋の信州の旅をご紹介いたします!

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秋晴れに恵まれたこの日。まるで絵画のような、素晴らしい紅葉と白馬五竜岳が我々を出迎えてくれました。
普段の運動不足から体力的な辛さも少々ありましたが、素晴らしい景色が見れたことに感謝です。
この日は遠く、富士山まで見えました!
ここから富士山が見えるとは知らなかった(ガイドさん談)

その後もしばらく歩いて、ようやく頂上へ
山頂でお湯を沸かして、弊社・軽井沢工場製造のそば茶を飲みました。

私なりの分析ですが山登りでの飲み物のイメージは・・・
コーヒー→ 爽快感、達成感
緑茶  → リラックス、のんびり
という感じ?があります。
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山登りは登山道や景色などの周辺環境によって全く印象が違います。
里山に近い今回の山はなだらかな山道で比較的穏やか。時々上る岩山なんかはやはりハラハラ・ドキドキでエキサイティング!
ドラマチックな山道のラストは飲み物でシメる!
今回はのんびりそば茶で日向ぼっこな気分です。

麓でガレットバイキングを食べるために下山開始♪♪
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眼前には優雅に青空を舞う、パラグライダーの集団が!!
少し見づらいですが写真中央に飛んでいる方々が見えます。こんな天気の時に空を自由に飛べる人たちが羨ましいです!!

下山するとガレットバイキングが食べることができる会場は白馬クレーピエの方々の前には長蛇の列ができておりました!
一枚一枚丁寧に焼かれたガレットが手元に来ると次はトッピング。
こちらもバイキング形式ということで・・・
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彩り豊かなガレットの完成です!(上品さに欠けますが・・・)
いい汗かいて、お腹も一杯です。

『〇〇の秋』という言葉があります。今日一日だけでそのすべてを体感したような満足感を得られたのは言うまでもありません

2013/10/29

ニッコクグラフ第17号 〜観賞用そばの花・高嶺ルビーの話〜

10月初旬。
日穀写真部にて長野県の南部、上伊那郡箕輪町の信州伊那高原・赤そばの里と同郡中川村の赤そば花祭りを取材して参りました。

当日は生憎の天候でしたが、初めて見る品種『高嶺ルビー』のそば祭りと、赤そばも食べられるとの事で、花より団子の例えもありますように朝食も食べずに出掛けた日穀写真部2名であります。

まず初めに高嶺ルビーとは?
これについてご説明始めさせて頂きます。


1970年代後半から某民間企業と地元大学とで共同開発した、珍しい赤花のソバの品種のことです。
原産地である標高4,000m近いヒマラヤ山脈の麓は土地がやせ細り、とても作物が育ちそうな環境ではないにも関わらず、美しい赤そばの花が咲く、そば畑が広がっていたと言われています。
日本でも栽培できる品種にしようと考え、ヒマラヤから持ち帰ったその種は日本では赤い花を咲かせませんでした。
何年にも渡る研究の末、日本の風土に合う、赤い花のソバ品種 『高嶺ルビー』が誕生したとのこと。

まずは箕輪町(赤そばの里)より。
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見てくださいこの美しさ!この世のものとは思えない感動的な1枚ですね、素材が良いのはもちろんですが写真の出来にも自画自賛したくなる一枚です。

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日穀写真部紅一点のT副部長。本日は非常に冷えこんだ一日でした。


続きまして、中川村(赤そば花まつり)です。
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箕輪町を後にして、中川村に移動して参りました。
こちらも本当に見事な赤そばの花が咲いております。
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こちらは飯田線と赤そば畑。
都会とは違い、運行間隔が長く、なかなかシャッターチャンスが難しい飯田線が赤そばの畑の中を走り抜ける一枚。
タイミングが良くラッキーな一枚です。

こちらは同日に開催されていた、赤そば祭りの販売コーナーの写真。
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赤そばの直売や地元の新鮮な野菜が安価で販売されておりました。

中川村はブドウ栽培も盛んなようです。
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たわわに実ったおいしそうなブドウが完熟期を迎えておりました。


そろそろ昼食、ということで楽しみにしていた赤そばの麺を食べに一路そば処へ。
先程、地元の方にお伺いしておいしい赤そばを食べられるお店に到着。
我々が普段食べるおそばは年中提供されるそうですが、赤そばについてはこの季節限定だそうです。
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朝食も食べずに来たので奮発してしまいました。
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赤そばの挽きぐるみ・田舎の相盛り、赤そば豆腐、五平餅をペロリと食し、本当にお腹一杯になりました。
観賞用に作られたそばとのことですが非常においしくいただきました。

日穀写真部としては久しぶりの投稿でしたが、赤いそばの見事さには本当に脱帽でした。
素晴らしい物を見ました。

只今、信州は紅葉・新そばのおいしい季節の真っ只中に入っています。
是非長野市にお越しの際には、長野駅から徒歩5分のそばきりみよ田にお立ち寄りくださいませ。
11/4(月)より『信州ひすいそば』という長野県の新ブランド品種を使用したメニューのおそばも登場する予定でございます。
(そばきりみよ田HPはこちら