あっ日穀製粉のそばの国だより

豊かな自然に囲まれたそばの国信州から、日穀製粉が様々な情報をお届けします。

2013/08/06

プランターで作るそばの花 〜其の四〜

プランターで作るそばの花は今回で第四弾(*ゝω・*)

播種から約二ヶ月
成熟期に達した、我が家のベランダのそば達。そして今回は見事に開花した花をお届けすることが出来ます!
しかし失敗(挫折?)もありました・・・。何はともあれ、小さくも綺麗に咲くそばの花。

それでは どうぞ!

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【7/8】 晴れ
この日の最高気温は32℃。梅雨も明けて葉や茎はぐんぐん伸びています。
花はまだか?と、つぼみを探しますがまだありません。
そろそろ花をつけてもいい時期のはず。

まだ咲かないのかと少し心配です。




blog_130731_02.JPG【7/22】 曇り
この日は播種から57日目です。

ようやく、つぼみが見えました!
ただしつぼみが見えるのはほんの少しです。
栄養が多い程、もちろん葉や茎は成長します。しかしそれが仇となり倒伏して、収量が低下する可能性がそばにはあります。
特に肥料は与えていませんがこの土で初めて作る植物がそばであったため、ここまでの様子を見ているとその可能性大でしょうか...。

blog_130731_03.JPG【7/25】 曇り
葉や茎が密生してきました。プランターがすごく小さく感じます。

7月の第4週目は気温は高いものの天候が不安定で曇りや雨の日が多く、また風の強い日もありました。
不安が的中し倒伏してしまうそばがありました。
折れ曲がってL字型に成長を始めるものもあります。
リカバリーするため急遽、プランターの両端にポールを建て、ワイヤーで倒伏したそばを起こしました。


blog_130731_04.JPG【7/28】 晴れ
ついに待ちに待った開花の日がやってまいりました。
播種から63日目でやっと開花しました。しかし前述した倒伏の影響もあり、開花まで辿り着けた個体は数える程でした。
水や栄養がありすぎてはいけない...。
気を付けていたつもりでいましたが難しさを痛感いたしました。





7月末までの成長をグラフを下記にまとめました。
梅雨明けした7月以降は最高気温・最低気温ともに6月よりグッと高くなりました。十分の日光に加え、水もしっかり与えていました。
成長をつづけた反面、雨風に弱く倒伏してしまう個体が多く有りました。
見事に花を付けたものは決して多くはないですがとても綺麗です。
最近では花にミツバチ?がベランダに来て蜜を集めていきますヾ(=´∀`=)ノ☆

■総括
今回のそばの栽培は決して成功とは言える結果ではありませんでした。しかし失敗から学ぶ、別の意味での収穫を多くありました。
楽だけどある意味難しい、良い意味でも悪い意味でもそばの成長力から学ぶことは大きかったです。観賞用として育てていたそばの為、播種が遅く、受粉も恐らく出来ないため結実する可能性は低いようですがもう少しだけ様子を見てみたいと思います。

それでは最後に、
そばの花について有名な俳人たちの句をご紹介させていただきます!
(そば辞典はこちら


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2013/08/03

カルガモ親子成長日記 〜続編〜

前回は一羽のカモが松本工場で懸命に卵を温める姿をお伝えさせていただきました。
(前回のブログはこちら

実は、工場の近くにはカモ親子が子育ての出来そうな田んぼや河川などの水場はありません。
いや、あるにはありますが...
大型トラックやフォークリフトが走り交う工場内を抜け、大きな道路を渡った先にそれはあります...。
一体、カモの親子はどうなってしまったのか!?
今回はその続編です!
では早速どうぞ!


7/26(金)
いつものように退社時のあいさつ【(´ε`)ノ 頑張るんだよー、また来週】を済ませ、

7/29(月)
いつものように出社時のあいさつ【(´ε`)ノ おはよー】をしようとしたら、

いない!!!!!
残されたのはリアル羽毛のふかふか布団と卵の破片!!!!!
孵化したのか、それとも猫やカラスに見つかってしまったのか...

しかし、
ご安心ください!
実は土曜日にちゃんと孵化してるのを確認した人がいました!
でも、ヒナは卵の殻を割るのに相当の力を使うらしく、孵化しても2日ほどは動けないと聞きました。

ここからのストーリーはフィクションですがは金曜日の夜からヒナは殻を割り始めて、
日曜日の昼間には体力が回復し、
知らない間にどこか近くの水辺にお引越し...

月曜日まで待っててくれれば良かったのに!
行くなら一言言ってくれれば良かったのに!!
母さんカモの後をぴったりくっついて歩く姿を見たかった(´・ω・`)

と思っていたら、なんと目撃情報!!
松本工場の近くを流れている穴田川という川にカルガモの親子がいるという...
確認しに行くと、いました!
草むらの中に丸くなってるカモさんが!

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まだお腹の下にヒナを隠した状態で、丸くなってました!
ヒナの姿は見えませんが、確実に母さんのお腹の下で動いていました(o゚∀`o)
一瞬ですがヒナの顔らしきものが見えるだけでテンション上がりました\(^o^)/
松本工場にいたカモさんなのか確信はありませんが、少し丸いお腹辺りがそっくりだったのできっとあの子だろうと...

気持ちも癒されたので、そろそろ帰ろうかと思っていると
遠くに別のカモさんが!
しかも近づくと子連れ\(^o^)/
こちらは母さんとヒナ7羽でした。
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生後1〜2週間くらい?は経っているであろう大きさで、泳ぎの練習をしてました。
今は出産・孵化のシーズンなんでしょうか?
可愛くて可愛くて...本当に動物には癒されますね((・´∀`・))

工場内での大行進の姿こそ見せてくれませんでしたが、無事に孵化したようで一安心です(・∀・)

来年も卵を温める場所として松本工場を選んでくれると嬉しいですね(ノ∀`*)

2013/07/19

ニッコクグラフ第15号 『夏にさっぱりトマトの...』

・・・今回は"おいしい食べ物"にスポットライトを当て、"信州の食"に関係する写真をメインに紹介していきたいと思います・・・

前号(第14号はこちら)で確かにそう言いました。
言ったからには紹介していかなくては・・・
信州の食!! 信州の食!! 信州の食!! 
いざ思い浮かべようとしても、何を紹介するべきか?たくさんありすぎて非常に悩みます。

悩んだ末、記念すべき信州の食の第一回目は、

水晶冷やしトマトそば(枝豆スープ付き)!!

弊社の1階にある"酒々由々 そばきり みよ田" の7月の月替わりそば。
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「なんだ直営店じゃん!」と言うお声が聞こえてきそうですが

「直営店だっていいじゃない 美味しいんだもの」

と言う訳で、自信を持ってご紹介させていただきます。
  
出でよ、水晶冷やしトマトそば(枝豆スープ付き)!!

夏野菜の代表選手のトマトがたっぷりと乗って・・・いないな。。。
分かった。そばの下でトマトがかくれんぼして・・・いないな。。。
『 あの〜すみませ〜ん。 トマトないっすよ〜?? 』
  
そんな疑問は発案者の料理人に聞くのが一番。
この水晶冷やしトマトそばを世に生み出した小山さんです。
このメニューの秘密についていろいろと教えていただきました。
blog_130719_03.jpg    
どこにも見えないのですが、実はL玉トマト3個分も入っているんです。
涼感たっぷりのガラスの器に入っているこのおつゆ。これがトマトのしぼり汁なんです。
このメニューを思い付いた理由は2つ。
①この時期出汁を取ると、厨房が暑くてたまらない。(厨房内40℃超え)
出汁を取らないで(暑い思いをしないで)何とかつゆの味を出したいな。
②産後の奥さんが実家に帰っているので野菜不足になりがち。補う為のトマトジュースはドロッとしていて暑い日には辛い。サラッとしたトマトジュースが飲みたいな。
  
こんな個人的な事情から世に出ることになったこのメニュー。

"味はすれども姿は見えず 食して初めてトマトかな"がコンセプトです。
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真っ赤っかなトマトのしぼり汁を、いかに透き通らせるかが鍵なんですね。
白醤油でかえしを作り、とにかくおつゆの透明感にこだわりました。

トマトのしぼり汁で爽やかな酸味を。
付属の枝豆スープで甘味を。
更に白エビの唐揚げとエビ油で深いコクを。

まず一口。トマトの酸味とコンソメの様なキレのいい味。
枝豆スープを絡めて二口目。濃厚な枝豆の味と心地よい甘味。
そして二つの味が合体すると ・ ・ ・ トマトの酸味と枝豆の甘味とエビ油、物凄く上品で辛くないトムヤムクンのようなのですが、あと味さっぱり"テイスト"。
見た目の透明感からは想像できない深い味。
みかん胡椒を加えると、更に広がる"テイスト"。
でも、出汁は一滴も入っていないんです。


料理人の個人的事情から生まれた暑い夏にピッタリな"水晶冷やしトマトそば"。
7月限定メニューなので、ご提供できるのはあと10日ほどです。
どうぞお試しを!!

今までの月替わりそばやこれからの月替わりそばは、"酒々由々 そばきりみよ田スタッフブログ"でご覧いただけます。
今後ともどうぞごひいきに!!
   
  
P.S.
えっ、"なぜ水晶"ですかって?
あの、透明なイメージで、何となくこう・・・イイですよネ

特に水晶とか、クリスタルのプレゼントとかは無いです。。。

2013/07/19

カルガモ親子成長日記 From 松本工場

先日の出来事...
朝の掃除の時間(毎朝、全社員が掃除をしております)、工場管理棟の周囲にある植木の草むしりをしていると・・・

"ガサ!ガサガサッ!!!"と何かが動いた((゜Д゜!)))

植木をかき分けてよーく見てみると、なんとそこにはカモ
なぜそんなところに!

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怪我でもしてるのか、そこから出られなくなったかと思い捕獲を試みると...

グワ!!クワァーーー(`ε´怒)!!

声にならない声で威嚇してきました。でも狭い所にいるせいか体は動かさず。

その一瞬でも、見えたものは見えました。
えぇ、見えましたとも、卵ちゃんたちが。
しかも6個も。

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怪我をしていたわけではなく、
母さん、必死に温めてたんですね...ヽ(〃v〃)ノ

それにしても、植木の中で日陰とはいえ、松本の最高気温は35度前後の猛暑日が続いてます。
母さん、暑さにやられないかとても心配です(´・_・`)
右向いたり 左向いたり
瞬きもせずに(瞬きってするの?)じーーーーっと温めてる姿を見ると、応援せずにはいられない!
がんばれ母さん!
がんばれカモ子!
←勝手に呼んでる。ありきたりー笑

無事に産まれてくれたら、母さんの後を6羽のヒナたちが必死について歩く光景が見えるかもしれません!
工場内のお散歩は、トラックやフォークリフトなどがたくさん走ってるので危険ですが、
小さなカモの親子のお散歩のために、大きな車が止まって道を譲るのもまた微笑ましいですね(*^v^*)

発見してからは気になって気になって、外に出るたびに様子を伺ってますが、
そんな行動も母さんからしたら迷惑なんだろうな...と思いつつも見てしまいます(゜ε`)

見た目から判断すると、種類はカルガモ(90円切手のモデルにもなってます)
情報によると、卵が孵化するまでの日数は約28日。温度は約37.5度前後をキープしなければならず、ヒナが自分で殻を割って出てくるのも1〜2日かかるらしいです。

いつからそこにいたのか。孵化は7月末くらいかな。
無事に6個すべての卵が孵化するのを祈るばかりです(>_<)
そしてちゃんと有精卵であってほしい...

ふわっふわの可愛い姿を見せてくださいヽ(〃v〃)ノ

2013/07/05

2013日穀筍狩り開催

遂にこの日がやって参りました。
そう、毎年恒例の「たけのこ狩」です!!
(昨年の様子はこちら

文字どおり【竹の旬】、たけのこが大好きなみんなの為にこの季節がやって参りました。

今年も弊社の恒例行事である筍狩りをするため、山田牧場(長野県上高井郡高山村)へお邪魔して参りました。
梅雨の真っ最中&台風も近づいていた6月某日、山の上は今にも雨が降り出しそうなお天気。
ということで今回のBBQ会場は長野営業所です!

幹事である私は午前4時起床〜
前日準備しておいたが、忘れ物がないか・・・よく確認。
そして車を運転して、参加メンバー宅へお迎えに(準備は前日に済ませておいてね・・・〇〇君)
いざ、山田牧場へ!!!
しかし、かなり霧が濃い・・・。前日までの雨で湿度もかなり高くジメジメ
窓の外には木々の緑と霧だけかと思いきや、
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放牧され、お食事中の牛さんたちに道を塞がれてしまいました。
"モー モー"言いながら、夢中でお食事中です(サファリパーク状態です)
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牛さんにクラクションで"どいてくださ〜い"とアピール(ちょっとかわいそうでしたが・・・)
"ビクッ"と反応して、分かってくれたのか"のしのし"と道をゆずってくれました。
ありがとう・・・牛さん(感謝)

ようやく現地へ到着、入山料を払い筍狩り開始です。
今年は例年になく、大混雑(なかなか駐車できず)。

筍狩り初体験の二名も含め筍狩りの準備を整え、いざ竹林へ出陣!!
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出陣前には時計を携帯して、集合時間を決めておく!←これ大事です
時間を決めずに筍狩りをされると、
"おーい、帰るぞ〜、早く帰ってこ〜い"と大声で叫ばなければなりません。
それほど時間を忘れて皆さん筍狩りに熱中するものです。
一度竹藪の中に入ると、時間だけでなく方角すら分からなくなります。
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道なき道を進み、地面を注意深く見回すと筍が見つかります!
無我夢中に竹をかき分け、筍狩りを始めました。
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こちらがそのお宝です。この後、袋が一杯になるくらい沢山採れました。
私は1時間後に、そしてその30分後には全員が無事帰還。

竹との戦い?で疲れ切った体を癒すべく、近くの"七味温泉"へLet's go!!
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温泉に到着すると、すぐに鼻をつく硫黄の匂い。
う〜ん、これぞ温泉♪
絶景の露天風呂、実にいい眺め!しかしこの露天風呂、今までに入った温泉のなかでも"激熱"でした!七味という名前に相応しい、熱さです!
源泉かけ流しとはまさにここのこと、そのままの熱さを体感。
初めに何も知らずに入浴された〇〇さんのお尻は真っ赤っかに!
ニコニコ笑顔の入浴写真では伝わらないですが、"あっっつい、早く写真撮れ〜"と大声が飛び交いました。

さて、温泉を後にして昨年も訪れた"雷滝"へLet's go!!

流れる水の量とともに鳴り響く轟音、滝の裏側を通り、最下層へ
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爽やかな滝の空気をカラダ全体に感じ、癒されました。

車で山を下り、一路長野市内へ。こちらは快晴!
気分も晴れやかに長野営業所へ到着。
筍狩り組も料理に参加します。
筍を洗って、皮をムキムキッと剥ぎます。そうすると中から柔らかい新芽が現れます。苦味やクセのあるえぐみも無く生でも食べれます。
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焼き筍、筍の天ぷら、筍汁と旬の料理を作る嬉しそうな顔ばかりですネ。

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こちらは皮を剥き終えた筍を使って、"おいしいすいとん粉との夢の筍汁"と"天ぷら"の準備中です。
(おいしいすいとん粉の情報はこちら
作っても作ってもすぐに料理が無くなってしまい、調理が追いつきません!!


筍の天ぷらにはもちろん、当社の新商品"花ころもライト"
(花ころもライトの情報はこちら
長野県産米粉入りで、油の吸収を30%もカット(当社比)
サクサク感も長持ちデス!!
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おいしい料理ができたところでみんなで"乾杯"
参加者全員が本当に楽しい時間を過ごしました。
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楽しい時間もアッという間に過ぎ、全員でお片づけの時間・・・
そして"一本締め"で今年の筍狩りも閉幕。お疲れ様でした。

筍に温泉、長野の自然を満喫した1日でした。
来年も待っててね、筍さん!!

(著:筍狩り委員会幹事)