布海苔(ふのり)
布海苔(ふのり、フノリ)はフノリ科の海藻の総称で、マフノリ、フクロフノリ、ハナフノリなどがあります。
日本全国の海岸で広く見られる海藻ですが、特に新潟県の小千谷、十日町といった織物の産地を中心とした一体での郷土そばのつなぎとして使われています。
これは、もともとフノリから取れる糊が織物に使われていたことが発祥となっています。
フノリは、干して一年以上ねかしたものを水洗いし、銅鍋に入れて水を加えてかき混ぜながら煮ると褐色のフノリが青緑色の糊状となります。そば粉1kgに対して糊状のフノリを400gほど混ぜて練り、一時間ほどねかしたあとそば切りにします。
独特の風味、歯切れの良さ、表面の滑らかさが特徴です。
■関連情報
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