13. ざる?せいろ?器の不思議
- 「ざるそば」と「せいろそば」、名前は違えど器は同じ。
- おそば屋さんのお品書きで、「ざるそば」「もりそば」というお馴染みの呼び名ではなく、「せいろ」という名前を使っているおそば屋さんがあることをご存知ですか?さて、この「せいろ」。本来はおこわや饅頭を蒸すための道具「蒸籠」のことですが、江戸時代のはじめ頃はこの蒸籠を使った蒸しそば切りというものがお客に出されていました。後に山盛りのそばを称して「盛り蒸籠」などと呼ばれていたのだとか。それが詰まって「せいろ」になったという話もあるそうです。
「ざるそば」や「もりそば」が、せいろの上に盛られてくることが多いのにはそんな歴史があるんですね。 - (2003年6月掲載)
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