35. 親鸞上人とそば
- 親鸞にかわってそばを食べた、「蕎麦喰木像」の伝説。
- 浄土真宗の開祖、親鸞上人はそばと縁が深いお方。親鸞がまだ「範宴(はんえん)」と呼ばれた比叡山での修行時代、仏心を得ようと都の六角堂へ百日参籠(さんろう)を決意します。夜山を下り明け方帰るその修行は、いつしか「範宴の朝帰り」と噂されます。
和尚はその真相を確かめるべく、ある夜抜き打ちで皆を集め一人一人の名を呼び、そして「範宴っ」と呼んだとき「はい」と声が・・・。和尚はその声に一安心、その後皆にそばがふるまわれました。ところが翌朝範宴の朝帰りが発覚、では昨日の輩は?
そこで見つかったのが範宴の彫った彼そっくりの木像、口には夕べのそばの青ねぎが・・・。この「蕎麦喰木像」は今も京都の法住寺に現存するというから、なんとも不思議なお話ですね。 - (2005年6月掲載)
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