30. 討ち入りそばの真相やいかに
- 赤穂浪士の名場面「討ち入りそば」、
義士たちはホントに食べた? - 12月15日の赤穂浪士討ち入り前夜、四十七士がそば屋に集結しそばをすすったという有名な「討ち入りそば」の話、果たして江戸の頃こんな大所帯が入れるそば屋があったのか・・・。「討ち入りそば」はそば屋「楠屋」説、うどん屋「久兵衛」説など多数ありますが、どれも部外者が記した疑わしいもの。四十七士の一人寺坂吉右衛門は、集合場所は同士の家三ヵ所でそのうち堀部邸では宴会が催され、その後時間をもてあました数人だけがそばをすすったと記しており、どうやらこれが真相のようです。
「一堂に会しそばをすすり、いざ出陣」という粋な姿がいつの時代の人の心にもグッとくるからこそ、「討ち入りそば」の逸話はこんなに長く語り継がれたのかもしれませんね。 - (2004年12月掲載)
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